梅田椎茸園で行っている原木栽培についてご紹介します。
しいたけには、栽培方法が2種類あります。
その違いを比較してみましょう。
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菌床という人口の培地で、キノコを栽培する栽培方法です。 空調管理された室内で、90日間培養します。栄養剤の豊富な栄養と施設内の管理された環境下により、高確率で大量にキノコを収穫できます。スーパーなどでお手軽な値段で売られているため、菌床栽培のキノコを手にとっている方が多いです。
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ナラやクヌギの木を切り出し、その原木にキノコの菌を植え付け栽培する栽培方法です。 自然の環境で250〜300日間培養し、その後ハウスや山でキノコを発生させます。 手間がかかり、気候によって生産状況にも影響がでやすいため、原木栽培を行っている方はごく少数です。
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梅田椎茸園では原木栽培でしいたけを栽培しています。
傘が肉厚で、綺麗な白いヒダが並んでいますね。
これは美味しく新鮮なしいたけの証です。
原木栽培では、自然の栄養をたっぷりと吸収した、味が濃厚で栄養満点のしいたけが採れるのです。
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原木栽培は自然のサイクルに沿った、環境に優しい栽培方法です。
森林を約10年単位で伐採することで、木の成長を管理し、森林の手入れをします。
その伐採した木を、椎茸を育てるための原木にするのです。
しいたけを収穫した後の原木は、森林で寝かせて置きます。
そして長い月日をかけて、自然の力を借りながら木に栄養を蓄えていきます。
生産者が自然を守り、自然がしいたけを育てていく方法は、原木栽培ならではです。